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感染性廃棄物分別について

小林様を招いて、園部病院のごみ問題について研修を行っていただきました。

園部病院の感染性廃棄物について

2020年新型コロナウイルスの流行が始まって以降、病院で発生する感染性廃棄物の量は一気に増加しました。当院でも、コロナ禍前と比べて感染性廃棄物が約2倍に増え、廃棄にかかるコストが大きな課題となっています。

2023年に新型コロナウイルスの感染症分類が「5類感染症」に変更されたことで、感染性廃棄物の量も減少するかと思われました。しかし実際には、思ったほど減らず、現在も高い水準のままです。

このような状況が続く中で、感染性廃棄物の中身にも注目しました。実際に廃棄されたゴミ袋の中を見ると、本来は一般廃棄物として処理できるはずのビニールごみやコップ、手拭き後の紙タオルなどが多く混入していることが分かりました。こうした混入は、感染性廃棄物の量を不必要に増やし、処理費用の増加にもつながります。

園部病院でのごみ分別の対策

そこで当院では、いくつかの対策を実施しています。
まず、ゴミ箱の設置場所を見直し、感染性廃棄物用、ビニールごみ用、燃えるごみ用の3種類を分けて配置することで、分別しやすい環境を整えました。
また、感染性廃棄物をまとめる際に使う小袋を、かさばらない薄手のものに変更し、全体のゴミ容量の削減にも取り組んでいます。

今後も、医療現場の安全を守りながら、無駄なコストの削減と業務効率の向上を目指して、改善を続けていきたいと考えています。