入院される方へ、一緒に働く方へ
園部病院の看護部のホームページをご覧くださり、ありがとうございます。まずは、園部病院の病棟をご紹介します。
【私たちの病棟について】
私たちの病棟では、急性期から慢性期、地域包括ケア、そして看取りまで、幅広い看護を提供しています。現在は13対1看護体制(10対1を目指しています)で、一人ひとりに丁寧なケアを行っています。
患者さんの小さな変化に、みんなで気づけるチームケア
私たちの病棟では、日々担当する部屋がローテーション制になっているため、すべてのスタッフがほとんどの患者さんの様子を把握しています。
「最近あの患者さん、元気がないね」「食事や水分飲んでる量が減ってきてるかも」と、小さな変化にも気づきやすい環境です。
「誤嚥が心配だからとろみをつけてみる?」「どうしたらもっと食べてもらえるかな?」と、スタッフ同士で自然と相談・提案し合えるチーム力があります。
日常ケアを支える体制
病棟には助手スタッフも多く、保清などのケアを積極的に担ってくれています。
また、ナースステーションは広く、スタッフ間のコミュニケーションが取りやすいのも特徴です。
課題としてはシャワー入浴が週1回程度に限られていること、医師とのカンファレンスがないため指示ベースの対応になりがちな点もあります。
ただその中でも、看護師が患者さんの食事状況などにいち早く気づき、医師に直接提案して対応に繋げる工夫をしています。
「この患者さんにとってのゴールは何か」を常に意識
私たちは、患者さんの生活背景や家族状況を把握しながら、その方にとっての「ゴール」を見据えた看護を心がけています。
ADLを向上させるべきか、現状維持を目指すかを見極めながら、医師・リハビリ・地域連携室との連携でケアの方向性を共有しています。
チーム連携がスムーズにとれる環境
病院内の他職種スタッフとも距離が近く、必要時にはすぐ電話で呼んで情報共有ができる柔軟な体制です。
特に地域連携室のスタッフは詰所によく来ており、看護師との日常的な情報交換が活発なのも強みです。
認知症の方にも「安心」を届けるケア
認知症のある患者さんには、時計・カレンダー・家族写真などをベッドサイドに置くことで、少しでも安心できる環境づくりを行っています。
安全確保も大切にしており、歩ける方にはセンサーで離院予防を図りつつ、ポータブルトイレの活用などで転倒防止にも力を入れています。
その方がどれくらい動けるのかを日々見極めながら、過剰な制限をかけずに、その人らしく過ごせるような支援を心がけています。
看取りのケアは、今まさに見直し中
終末期ケアについては、今まさに病棟として課題を感じています。
現状では、家族への説明や意向確認が医師主導で進むことが多く、看護師が直接ご家族と話し合う機会は限られています。
医師・看護師・ご家族が一緒に想いを共有できるカンファレンスの機会が持てるようにしたいと考えています。
限られた時間の中で、どうすれば三者の意見交換がもっとスムーズになるか、よりよい方法を模索しています。
看護師としては、よりご家族とかかわりを持った看護の提供がしたいと考えております。
退院を見据えた「生活に近い看護」
術後の患者さんには、リハビリとの連携を大切にしながら、排泄自立に向けたケア(尿道留置カテーテル抜去のタイミングなど)を早めに調整しています。
食事も、できる限り自分で食べてもらうことを基本とし、誤嚥リスクのある方には安全に食べられるよう個別対応しています。
退院後に自己注射が必要ならば、自己注射ができるように入院中から指導を行っていきます。
「退院後の生活を見据えた看護」をいつも意識し、単なる医療処置ではなく、生活を支える看護を提供しています。
「その人らしさ」を大切にする姿勢
私たちが看護で最も大切にしているのは、患者さんの自尊心を守ること、そしてその人の思いを否定しない関わり方です。
どんな状態でも、「一人の人」として向き合うことを忘れずにケアをしています。
あたたかいチームの雰囲気が、看護の力になる
病棟のスタッフはとても協力的で、困った時にはすぐに「どうした?手伝うよ!」と声がかかるような関係性があります。
難しいルート確保も、声をかけるとすぐに数人が集まってくれたり、オペ準備や患者搬送も自然と協力し合える空気があります。
記録を書いている中でもどこかで冗談が飛び交う、あたたかくて安心できる職場環境です。
地域に根ざした、あたたかい関わり
当院は地域の患者さんが多く、リピーターの方もたくさんいらっしゃいます。
「やっぱりここがいい」と言っていただけることが、私たちにとって何よりの励みです。
患者さんに愛着が湧き、元気に退院される姿を見ると、私たちも本当に嬉しくなります。
本来は「また来てね」は不適切かもしれませんが、「また来たいと思ってもらえる病棟」であり続けたいと願っています。
うちの病棟で働く魅力
チームワーク抜群!助け合いが自然にできる職場
困っているときに「大丈夫?手伝うよ!」と声が飛ぶ、あたたかい職場です。
点滴ルートが難しいとき、オペ準備のとき、何かあればすぐに周りが動いてくれる—そんな連携の良さが自慢です。
忙しい中でも冗談が飛び交い、自然体でいられる雰囲気も魅力のひとつです。
幅広い看護が経験できる
術後の急性期ケアから慢性期、地域包括ケア、看取りまで、一つの病棟で多様な経験が積めるのは大きな魅力。
認知症ケアや自立支援、患者さんの生活背景に寄り添う看護も日常的に行っています。
「医療処置」だけでなく、「生活を支える看護」ができる職場です。
チームで患者さんを見守るスタイル
スタッフ全員で患者さんを見ているので、小さな変化にも気づきやすい環境です。
患者さんの変化をチームで共有し、「どうすればもっと良くなるか」を日々相談しながら看護しています。
地域に根ざした病棟
地域の患者さんが多く、リピーターの方も少なくありません。
「ここがいい」と言ってもらえることに、やりがいと誇りを感じています。
多職種と連携しやすい
リハビリ・地域連携・薬剤師・医師など、病棟に呼べばすぐ来てくれる距離感。
看護師の声がそのまま医療に活かされる機会も多く、自分の判断・視点がチームに反映される環境です。
こんな看護師さん、向いてます
- 一通りの基礎看護技術・観察力が身についている方
- チームで動くのが好きな方
- 急性期~慢性期まで幅広く学びたい方
- 患者さんの“生活”を支える看護に興味がある方
- 人との関わりを大切にできる方
※社会人1年目の方(新卒)の採用は現在準備中ですが、少しでも臨床経験・実習経験のある方は歓迎です!
教育・サポート体制について
現在のところ大規模な教育制度は整っていませんが、新人さんや中途の方には、経験に合わせてしっかりフォローしています。
わからないことは気軽に聞ける雰囲気があり、「一人で悩まない看護」ができる環境です。
実際に、異動してきたスタッフからも「人間関係が良くて働きやすい!」という声がよく聞かれます。