ベッド上での保清

動けない患者さんの清拭・洗髪・陰部洗浄などはベッドの上で行います。
清拭
温かいタオルで患者様を拭きます。寒くないように配慮しつつ行います。体幹に温かいタオルを載せると、「気持ちいい」と言っていただけることが多いです。
特に関節(脇、首、手足の指の間、膝の下)や、しわの間(腹部、円背ならおへそあたり、女性なら胸の下)などに汚れがたまりやすいので意識して拭きます。
洗髪
ベッド上で洗髪を行えます。
当院では準備や片付けの簡易化を考慮し、新しいオムツを頭の下に敷いてシャンプーを行っています。首元にしっかりフィットさせておけば、漏れることもなくお湯をかけられます。
陰部洗浄
毎日陰部を洗浄し、清潔を保ちます。石鹸はしっかり落とします。残っていると真菌のエサになるので、きれいに洗い流します。
尿道留置カテーテル(Ba)が入っている患者様が多いので、尿路感染が起きないように清潔に保ちます。