サーフロー(留置針)挿入

サーフロー、ルートキープって?
サーフローとは、点滴の留置針のことです。ルートキープとか、点滴の針入れて~とか言われます。必要な点滴が終了しても抜針しなくても針先だけ留置したままにしておき、翌日再使用できるといった、患者様の痛みの負担が少なくなるものです。
当院では、逆流防止弁なしの針を使用しています。逆血してくるので、チューブとの接続時に気を付けてくださいね。
ただ、針刺し事故予防のセーフティカバーはついてます。
ルートキープしやすい血管探し、角度、皮膚の押さえ方、一緒に勉強しましょう。
ルートキープ難しい患者さん(脱水とかで難しい患者さんがいます)には、複数人の看護師が集まって、協力しあっている光景は日常茶飯事です(笑)
ルートキープのコツ
選ぶ血管
一番の条件は、関節から遠いこと。関節に近いと関節の屈曲に影響され点滴の滴下にムラがでて正確に投与できません。前腕が第一選択です。
二つ目は、なるべく弾力のある、太めのまっすぐな血管を探すこと。細い血管やくねくね曲がっている血管は針が入ってもすぐに漏れてしまいます。
三つ目は、患者さんが自己(事故)抜針しにくい場所を探すこと。高齢者が多いので、点滴をしていることも把握できなくなって、「これなんだ?動くのに邪魔だな、抜いてしまおう」となってしまいます。なので視界に入りにくい上腕(服で隠せる)、上腕が難しければ下肢にもルートキープすることがあります。
針を刺すとき
しっかりと、刺す血管を抑えます。血管は意外と動きます。ずれてしまうと失敗する確率が高くなります。
サーフロー針を刺す角度は、ほぼ皮膚と水平な角度で。
そして素早く。ゆっくりだと逆に痛い時間が長引きます。
どうしても難しい患者さんはおられます。一緒にルートキープ技術を磨いていきましょうね!